アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎について

アレルギー性鼻炎とは、花粉やハウスダストなどの特定の物質が鼻の中に入ることで起こるアレルギー反応による鼻の炎症です。主な症状は透明でサラサラした鼻水、鼻づまり、連続して起こるくしゃみの3つで、これらが日常生活に大きな支障をきたします。季節性のもの（花粉症）と一年中続く通年性のものがあり、現在では多くの日本人が悩んでいる身近な病気です。

アレルギー性鼻炎は単に鼻だけの問題ではなく、自律神経の乱れや免疫バランスの崩れ、全身の血流低下によって引き起こされることも多く、全身のバランスを考慮した対処が必要です。症状の程度や持続期間は人それぞれで、あなたの状態に合った適切な診断と治療が必要になります。

厚生労働省の患者調査によると、アレルギー性鼻炎の総患者数は推計で1,177千人となっています。また、日本アレルギー協会の調査では、現在国内の約40%の人がアレルギー性鼻炎と診断されており、まさに国民病とも言える状況です。

特にスギ花粉症については、日本人の3～4人に1人が罹患していると報告されており、年々患者数は増加傾向にあります。

アレルギー性鼻炎を放置すると、常に鼻づまりがあることで口呼吸が習慣化し、鼻のフィルター機能が働かずウイルスや細菌が直接気道に侵入しやすくなります。また、口呼吸による喉や口内の乾燥は虫歯や歯周病、口臭などのトラブルを引き起こし、美容面や対人関係にも影響を与える可能性があります。

重症化すると二次感染を招く危険性が高まり、強い鼻水やくしゃみによって睡眠が妨げられ、慢性的な疲労とイライラから日中のパフォーマンス低下につながります。末期には嗅覚障害や慢性副鼻腔炎などの合併症を引き起こし、生活の質が著しく低下する恐れがあります。

また鼻づまりによる酸素不足から、集中力や記憶力の低下、うつ症状なども現れやすくなり、仕事や人間関係に深刻な影響を与える悪循環に陥りやすくなります。

アレルギー性鼻炎の程度が軽くても日常的に起こるならストレスになりますし、外出や友人との約束も症状を気にして断りがちになり交流が減ると孤独感などメンタル的にもしんどくなっていく方もたくさんおられます。早期の適切な対応が重要です。

アレルギー性鼻炎の原因

開院以来、当院にはアレルギー性鼻炎でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、アレルギー性鼻炎の原因はひとつではなくいくつかの要因が複雑にからみあっているということです。

アレルギー性鼻炎の原因として次のものが挙げられます。

アレルギー性鼻炎はこのように複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が引き金となり、自律神経の乱れや免疫バランスの崩れにより鼻粘膜の過敏性が高まります。そうなると血流が低下し神経機能に異常をきたすことで炎症反応が過度に起こりやすくなり症状がでてきます。それがアレルギー性鼻炎となります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。アレルギー性鼻炎は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

アレルギー性鼻炎への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

継続的な服薬が必要で、薬をやめると症状が再発します。また、抗ヒスタミン薬は眠気や集中力低下の副作用があり、仕事や日常生活に支障をきたすことがあります。あくまで対処療法になり、根本的な原因を解決するものではありません。

アレルゲン免疫療法

3～5年以上の長期間にわたる治療が必要で、定期的な通院が欠かせません。まれにアナフィラキシーなどの重篤な副作用が起こる可能性があり、即効性は期待できません。

レーザー治療

手術後の痛みや出血があり、効果が永続的でない場合があります。また、根本的な体質改善にはならないため、再発する可能性があります。手術リスクや合併症の可能性があります。

アレルゲン除去・回避

完全な除去は困難で、特に花粉などの季節性アレルゲンは避けることが難しく、日常生活に制限が生じることがあります。結局環境調整だけでは限界があります。

アレルギー性鼻炎を改善するために

まずはあなたのアレルギー性鼻炎の原因を検査をおこない明らかにします。原因を誤認してしまうと、一時的にはよくなったとしても、根本から改善することはないからです。

当院は、人体の正常と異常を見極めることができる独自の検査で、アレルギー性鼻炎の原因を見つけ出します。そして根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や組織の変容を見逃すことがないように、検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、耳鼻科や内科で効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

アレルギー性鼻炎のQ＆A

アレルギー性鼻炎は自然に治りますか？

成人では体質が大きく変わりにくいため自然寛解は稀です。しかし、適切なケアと身体全体の免疫バランスの改善により、症状の軽減や薬に頼らない体質改善は可能です。刺激を減らし免疫バランスを整えるケアが欠かせません。当院では自律神経調整を含めた総合的な施術で、根本原因に対処します。

アレルギー性鼻炎の人がやってはいけないことは？

寝室の換気を怠る、室内干しで湿度を高める、鼻を強くかみすぎる行為は症状悪化につながるため避けましょう。また、ストレスを溜めすぎることやアレルゲンが多い環境に長時間いることも症状を悪化させる可能性があります。

花粉症とアレルギー性鼻炎は違いますか？

花粉症は季節性アレルギー性鼻炎の一種で、通年性タイプとは原因物質と発症時期が異なるだけです。アレルギー性鼻炎には一年中続く通年性と特定の季節に起こる季節性があります。

風邪との見分け方はありますか？

アレルギー性鼻炎は発熱がほぼなく水様性鼻水が主体、風邪は粘り気のある鼻水と全身倦怠感を伴う点が異なります。アレルギー性鼻炎は透明でサラサラな鼻水が特徴で、発熱はありません。

耳鼻科と整体・整骨院ではどちらに行くべきですか？

急性の症状や強いアレルギー反応がある場合はまず耳鼻科での診断をお勧めします。診断後のケアや慢性的な症状の管理、自律神経の乱れや免疫バランスが鼻炎の根本原因になっている場合が多いので総合的な施術は当院が得意とする分野です。当院では医療機関と連携し、必要に応じて適切な医療機関をご紹介することもできますのでご安心ください。

薬を使わずに改善できますか？

生活環境の見直しと全身調整で反応閾値を上げれば薬量を減らす、あるいは不要にできる場合もあります。自律神経を整えて免疫バランスを改善することで、薬に頼らない体質改善が期待できます。

アレルギー性鼻炎で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

自律神経・全身のバランスを整え免疫機能を正常にする当院の施術とアレルギー性鼻炎は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

アレルギー性鼻炎は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。