中足骨骨頭痛（メタタルサルジア）

中足骨骨頭痛について

中足骨骨頭痛（メタタルサルジア）は、足の指の付け根部分にある中足骨の先端（骨頭部）に痛みが生じる状態です。この部分は歩行時に体重を支える重要な役割を担っていますが、過度の負担がかかることで炎症や痛みが発生します。

特徴的な症状として、足の裏側の指の付け根に痛みを感じ、歩行時や立っている時に悪化します。また「小石を踏んでいるような違和感」や「ジンジンとした痺れ」を感じる方も多いです。

中足骨骨頭痛の研究によれば足の痛みを訴える患者の約16%が中足骨骨頭痛をうったえ、また高齢者を対象にすると足部の痛みを感じている人は全体の22.5%で、人口換算すると約557万人に相当します。

特に30〜40代以降の女性に多く見られ、日常生活やスポーツでは、バレエなどの活動に大きな影響を与えています。男性よりも女性に多い理由として、女性の足の構造的特徴やハイヒールなどの靴の影響が関係しています。近年では子供の浮指が増えてきており、それにともない中足骨骨頭痛をうったえる児童も増加傾向です。

中足骨骨頭痛を放置すると、様々な二次的な問題が生じる可能性が高いです。まず、痛みが慢性化し治療がより困難になります。痛みをかばう不自然な歩き方が定着すると、足のバランスが崩れ、外反母趾やO脚などの新たな足の問題を引き起こすことがあります。

さらに足の問題は身体全体に波及し、股関節や背骨にも負担がかかるようになり、姿勢の悪化や全身のバランス崩れを招きます。痛みによって動く時間が減ると筋力低下や体力減少、生活の質の低下にもつながります。

最悪の場合、日常生活に重大な支障をきたし、保存療法では改善が見込めず、外科的手術が必要になるケースもあります。早期から適切な対策を取ることが重要です。

中足骨骨頭痛の原因

開院以来、当院には中足骨骨頭痛でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、中足骨骨頭痛の原因はひとつではなくいくつかの要因が複雑にからみあっているということです。

中足骨骨頭痛の原因として次のものが挙げられます。

中足骨骨頭痛はこのように複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が引き金となり、立位や歩行時のの荷重異常や足の関節の可動性低下により関節機能障害が起きます。そうなると中足骨骨頭部が地面に過剰に打ち付けられて、血流が低下し神経に異常をきたすことで症状がでてきます。それが中足骨骨頭痛となります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。中足骨骨頭痛は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

中足骨骨頭痛への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

あくまで対処療法になり、根本的な原因を解決するものではありません。長期使用では胃腸障害や肝機能障害などの副作用リスクがあります。特にステロイド剤では免疫力低下、骨密度低下、血糖値上昇など様々な副作用の可能性が考えられます。

運動療法・リハビリテーション

運動することでかえって腰痛の症状が強まることもあり、間違った方法で行うと悪化させてしまうこともあります。

装具療法

足の構造と歩行パターンを考慮したものを見つけることができると、根本的な改善のひとつになりえますが、効果まで時間を要し、自分に合ったものを見つけるのも容易ではありません。足根骨の関節機能障害や全身のバランンスも関わってくるためインソールのみでは不十分なことが多いです。

手術療法

侵襲性が高く、手術後の回復に時間がかかります。また、手術後も完全に痛みが取れない場合や、再発のリスクもあります。

中足骨骨頭痛を改善するために

まずはあなたの中足骨骨頭痛の原因を検査をおこない明らかにします。原因を誤認してしまうと、一時的にはよくなったとしても、根本から改善することはないからです。

当院は、人体の正常と異常を見極めることができる独自の検査で、中足骨骨頭痛の原因を見つけ出します。そして根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や組織の変容を見逃すことがないように、検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

中足骨骨頭痛のQ＆A

中足骨骨頭痛は自然に治りますか？

軽度の場合は適切な休息で自然治癒することもありますが多くの場合は専門的なケアが必要です。関節の歪みで代償してしまっている過程での痛みの消失が多いので、自然に治るのを待つと症状が慢性化するリスクがあるため、早期の対策をお勧めします。当院では足の機能改善と痛みの原因に直接アプローチする施術で、短期間での改善を目指しています。

どんな靴を選べばいいですか？

中足骨骨頭痛には、適切なアーチサポートがあり、クッション性の高い靴がおすすめです。靴選びのポイントは、つま先部分に十分な幅があること、かかとが安定していること、靴底の硬さが適度であることです。ヒールの高さは3〜4cm以下に抑え、足の形に合ったサイズを選びましょう。専門店でのフィッティングがベストです。靴の踵がすり減った状態だと足の歪みがあるので、矯正をおすすめします。

中足骨骨頭痛人がやってはいけないことは？

高いヒールの靴の着用、硬い地面での裸足歩行、過度な運動（特にジャンプや長距離走）は避けるべきです。また、痛みを我慢して歩き続けることや、薄底で衝撃吸収性の低い靴の使用も症状を悪化させます。痛みがある時には適切な休息を取り、足に負担をかけない生活習慣を心がけましょう。

病院は何科を受診すればよいですか？

整形外科や足専門のクリニックが適切です。足病医（フットケア外来）がある医療機関であれば、より専門的な診断と治療が受けられます。当院のような足専門の施術所では、足の構造や機能に特化した治療アプローチができるため、病院での治療と並行して利用されることもお勧めします。

手術が必要になるケースはどんな場合ですか？

6ヶ月以上の保存療法（休息、物理療法、インソール、投薬など）を試みても改善がなく、日常生活に重大な支障をきたす場合に検討されます。また、中足骨に明らかな変形や異常がある場合や、疲労骨折を伴う場合にも手術が選択されることもあります。

足のマッサージは効果がありますか？

単純に筋肉のみが緊張している場合は、適切な方法と場所を緩めれば非常に効果的です。しかしながら足裏マッサージや足ツボなどで、選択される技術にグイグイ揉んでほぐすような強い刺激があります。それらの手法は一時的には、とても気持ち良くスッキリした気分になるものの、筋肉の過緊張を生んでしまっている方が多いです。足には緩めてはいけない部位もあり、適切に足が機能するようにバランスが重要です。まずは痛みが発症した原因を見極めることがなにより大切です。

中足骨骨頭痛で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

足・全身のバランス整え自律神経の機能を正常にする当院の施術と中足骨骨頭痛は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

中足骨骨頭痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

足の大切さがよくわかります。