ジャンパーズニー

ジャンパーズニーについて

ジャンパーズニー（膝蓋腱炎）とは、膝のお皿（膝蓋骨）とすねの骨（脛骨）をつなぐ膝蓋腱という組織に炎症や損傷が起こる症状です。膝の前面、特にお皿の下あたりに痛みを感じるのが特徴で、ジャンプや走る動作を繰り返すスポーツをする人によく見られることから「ジャンパー膝」と呼ばれています。バスケットボールやバレーボールなどのジャンプ系スポーツ選手に多く発症するため、別名「膝蓋腱炎」「膝蓋靭帯炎」とも呼ばれています。

ジャンパーズニーは単に膝だけの問題ではなく、足首や股関節、骨盤のバランスの乱れや動作パターンの問題によって引き起こされることも多く、全身のバランスを考慮した対処が必要です。痛みの程度や部位は人それぞれで、あなたの状態に合った適切な診断と治療が必要になります。

スポーツ障害の中でも頻度の高い疾患の一つとされ、特にジャンプ系スポーツを行う10代後半から20代前半の若年層に多く見られます。バスケットボール選手では約30%、バレーボール選手では約40%が経験するという報告もあります。

日本のスポーツ人口を考慮すると、年間数万人規模で新たに発症していると推定され、競技レベルの高い選手ほど発症リスクが高い傾向にあります。

ジャンパーズニーを放置すると段階的に症状が悪化していきます。初期段階では運動後のみの痛みだったものが、進行すると運動中にも強い痛みを感じるようになります。

さらに悪化すると日常生活の歩行や階段昇降でも痛みが生じ、最終的には膝蓋腱の部分断裂や完全断裂に至る可能性があります。腱断裂が起こると手術が必要となり、長期間のリハビリと競技復帰まで6ヶ月以上を要することも少なくありません。

また、痛みをかばって動くことで他の関節や筋肉にも負担がかかり、全身のバランスが崩れて二次的な障害を引き起こす悪循環に陥りやすくなります。

ジャンパーズニーの程度が軽くても日常的に起こるならストレスになりますし、思い切ったプレーができなくなって、チームメイトに迷惑をかけることや将来の競技人生への影響を心配される方もたくさんおられます。早期の適切な対応が重要です。

ジャンパーズニーの原因

開院以来、当院にはジャンパーズニーでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、ジャンパーズニーの原因はひとつではなくいくつかの要因が複雑にからみあっているということです。

ジャンパーズニーの原因として次のものが挙げられます。

ジャンパーズニーはこのように複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が引き金となり、膝蓋腱への過度な負荷や炎症、周囲の筋肉バランスの崩れなどが発生し、ジャンパーズニーが発症します。それは人によって違い、単に患部を安静にしたり湿布を貼るだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。ジャンパーズニーは豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

ジャンパーズニーへの対応として、次のようなものが一般的です。

保存療法

長期間の運動制限が必要で、競技者にとっては練習や試合への参加ができず、技術力や体力の低下、精神的なストレスを伴います。症状の根本改善には至らないことが多いです。

薬物療法

NSAIDsの長期服用により胃腸障害や肝機能・腎機能への悪影響が生じる可能性があり、根本的な原因解決にはならないため症状の再発リスクが高いです。

物理療法

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な通院が必要で、治療費と時間的負担が大きくなります。動作パターンや全身バランスの改善には限界があります。

ステロイド注射

腱組織への悪影響や感染リスクがあり、繰り返し使用すると腱の回復力を損なう恐れがあります。また、一時的な症状緩和にとどまることが多いです。

手術療法

入院と長期リハビリが必要で、競技復帰まで半年以上を要することがあり、手術に伴う合併症のリスクも存在します。完全に元の状態に戻る保証はありません。

ジャンパーズニーを改善するために

まずはあなたのジャンパーズニーの原因を検査をおこない明らかにします。原因を誤認してしまうと、一時的にはよくなったとしても、根本から改善することはないからです。

当院は、人体の正常と異常を見極めることができる独自の検査で、ジャンパーズニーの原因を見つけ出します。そして根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や組織の変容を見逃すことがないように、検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

ジャンパーズニーのQ＆A

ジャンパーズニーは自然に治りますか？

軽度であれば適切な休養により自然治癒も期待できますが、中等度以上では専門的な治療が必要です。放置すると悪化するリスクが高いため早期の対処が重要です。当院では根本原因に対する総合的なアプローチで改善を図ります。

ジャンパーズニーの人がやってはいけないことは？

痛みを感じながらのジャンプ動作や高強度の練習は絶対に避けてください。また、患部への過度なマッサージや熱い湯船での長時間入浴も炎症を悪化させる可能性があります。無理な動作は症状の悪化を招きます。

どのくらいの期間で完治しますか？

症状の程度により異なりますが、軽度なら2-4週間、中等度で2-3ヶ月程度です。重症例では半年以上かかることもあり、適切な治療と休養期間の確保が重要になります。

痛みがある状態で練習を続けても大丈夫ですか？

痛みがある状態での練習継続は症状悪化の原因となります。腱断裂などの重篤な合併症を避けるため、痛みがある間は患部への負荷を避けることが大切です。

整形外科と整体・整骨院ではどちらに行くべきですか？

急性の痛みや外傷がある場合はまず整形外科での診断をお勧めします。診断後のケアや慢性的な痛みの管理、動作改善や全身バランスの調整は当院が得意とする分野です。当院では医療機関と連携し、必要に応じて適切な医療機関をご紹介することもできます。

ジャンパーズニーに効くセルフケアはありますか？

膝自体への直接的なケアよりも、股関節や足首、背骨の動きを改善する方がリスクなく回復を促進してくれます。膝は複雑な関節です。痛みがある場合は自己流で強めにマッサージしたり無理にストレッチすることは控えましょう。

ジャンパーズニーで悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

足・全身のバランス整え自律神経の機能を正常にする当院の施術とジャンパーズニーは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

ジャンパーズニーは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。