慢性上咽頭炎

慢性上咽頭炎について

慢性上咽頭炎とは、鼻の奥にある上咽頭という部位に長期間にわたって炎症が続いている状態です。

上咽頭は、左右の鼻の穴から入った空気が合流して気管に向かう通り道で、通常は見ることができない場所にあります。この部位で軽度から中等度の慢性的な炎症が起こることで、のどの症状だけでなく、頭痛や疲労感など全身にわたる様々な不調を引き起こす可能性があります。

慢性上咽頭炎は日本独自の疾病概念として研究が進められており、「ありふれた疾患」として認識されています。具体的な全国統計はまだ整備されていませんが、神奈川県の一つの耳鼻咽喉科クリニックだけで年間842人の患者が訪れているという実例があります。

また、新型コロナウイルス感染後の後遺症患者の多くに慢性上咽頭炎が見られることも報告されており、潜在的な患者数は相当数に上ると推定されています。

慢性上咽頭炎を放置すると、炎症が持続することで症状が徐々に悪化し、日常生活に深刻な影響を与える恐れがあります。

具体的には、慢性疲労症候群やうつ状態の悪化、自律神経失調による睡眠障害や胃腸の不調、集中力や記憶力の低下などが進行する恐れがあります。最悪の場合、炎症物質が血流に乗って全身を駆け巡ることで、腎炎や関節炎、皮膚炎などの二次疾患を引き起こし、より重篤な健康問題に発展する可能性もあります。

慢性上咽頭炎の一般的な原因

開院以来、当院には慢性上咽頭炎でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、慢性上咽頭炎の原因はひとつではなくいくつかの要因が複雑にからみあっているということです。

慢性上咽頭炎の一般的な原因として次のものが挙げられます。

臨床上よくある慢性上咽頭炎の原因

横隔膜の異常

横隔膜の緊張や機能低下が逆流性食道炎を引き起こし身体の免疫機能を低下させてしまうことで病的炎症をおさえることができなくなり慢性上咽頭炎がおこります。

脊柱の歪み

横隔膜の支配神経は頸椎にありますので、脊柱の歪みや関節機能障害があると上咽頭に影響を及ぼします。上咽頭は神経線維が豊富で自律神経のひとつを構成している迷走神経が投射しています。

人体に備わる免疫システムに異常をきたす原因をみつけて対処していくことが根本的な慢性上咽頭炎の治療になります。

慢性上咽頭炎はこのように具体的な原因をひとつに特定することは困難な場合が多く、複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。慢性上咽頭炎は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

慢性上咽頭炎への病院での対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

あくまで対処療法になり、根本的な原因を解決するものではありません。、長期服用による副作用のリスクも考慮する必要があります。

鼻うがい・上咽頭洗浄

正しい方法で行わないと逆に感染のリスクを高める恐れがあり、継続的な実施が必要です。

上咽頭擦過療法（EAT/Bスポット療法）

施行時に強い痛みを伴うことが多く、効果には個人差があります。また、継続的な通院が必要で、完治する症例は限定的とされています。

慢性上咽頭炎を改善するために

まずはあなたの慢性上咽頭炎の原因を検査をおこない明らかにします。原因を誤認してしまうと、一時的にはよくなったとしても、根本から改善することはないからです。

当院は、人体の正常と異常を見極めることができる独自の検査で、慢性上咽頭炎の原因を見つけ出します。

そして症状のある部位だけでなく自律神経の状態、神経伝達、血流、関節の動きなど全身が連動し回復できるように身体の機能そのものを元に戻し高める施術を行います。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や組織の変容を見逃すことがないように、検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

慢性上咽頭炎のQ＆A

慢性上咽頭炎は自然に治りますか？

軽度の場合は自然治癒する可能性もありますが、慢性化した炎症は適切な治療やケアなしに改善することは困難です。根本的な体質改善が重要になります。

どのくらいの期間で改善が期待できますか？

個人差がありますが、適切な治療と生活習慣の改善により、3ヶ月から半年程度で症状の軽減を実感される方が多いです。継続的なケアが重要です。

慢性上咽頭炎の人がやってはいけないことは？

口呼吸の継続、喫煙、過度なストレス、冷たい飲み物の過剰摂取、不規則な生活リズムなどは症状を悪化させる可能性があります。

EAT（Bスポット療法）以外に治療法はありますか？

整体による全身バランスの調整、自律神経の正常化、血流改善などの総合的なアプローチで症状の改善を図ることができます。

日常生活で気をつけることはありますか？

鼻呼吸の習慣化、適度な運動、規則正しい生活リズム、ストレス管理、室内環境の改善などが重要です。姿勢の改善も効果的です。

慢性上咽頭炎と自律神経失調症の関係は？

上咽頭の炎症が迷走神経を刺激し、自律神経のバランスを崩すことが知られています。両者は密接に関連しており、総合的な治療が必要です。

ローチで改善に導いています。

慢性上咽頭炎で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

足・全身のバランス整え自律神経の機能を正常にする当院の施術と慢性上咽頭炎は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

慢性上咽頭炎は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

後鼻漏もよくなりました