気管支喘息

気管支喘息について

気管支喘息とは、空気の通り道である気管支に慢性的な炎症が起こり、様々な刺激に対して気道が過敏に反応する病気です。炎症により気管支が腫れて狭くなり、呼吸時にゼーゼー・ヒューヒューという音（喘鳴）が聞こえたり、咳や息苦しさといった症状が現れます。特に夜間から早朝にかけて症状が悪化しやすく、発作的に症状が現れるのが特徴的です。

気管支喘息は単に気管支だけの問題ではなく、姿勢の歪みや自律神経の乱れ、全身のバランスの崩れによって引き起こされることも多く、全身のバランスを考慮した対処が必要です。症状の程度や発現パターンは人それぞれで、あなたの状態に合った適切な診断と治療が必要になります。

厚生労働省による患者調査によると、国内の喘息患者数は117万人と報告されています。年代別にみると0歳～14歳の小児期と35歳以上の成人期に患者数が多く、全体の男女比では女性の患者がやや多い傾向にあります。

成人喘息の有病率は約5.4%とされており、これは約20人に1人が喘息を患っていることを意味する非常に身近な症状です。

気管支喘息を放置すると、慢性的な炎症が長引いて気道の壁が厚くなり、元の状態に戻りにくくなります。これを「気道リモデリング」と呼び、進行すると喘息症状が治りにくくなり、治療薬の効果も低下して重症化してしまいます。

さらに気道過敏性が高まるため、わずかな刺激でも発作が起きやすくなります。日常生活においても、階段の上り下りや軽い運動でも息切れが起こりやすくなり、社交的な活動や趣味を諦めざるを得なくなることもあります。職場でのプレゼンテーションや顧客との重要な商談でも咳が出ることを恐れ、仕事に集中できない日々が続きます。

また発作の不安から友人との旅行も控えるようになり、以前のように活動的な生活を送れなくなったことに悩み、外出や人との交流が減ると孤独感などメンタル的にもしんどくなっていく方もたくさんおられます。

最悪の場合、重篤な発作により生命に関わる危険性もあり、厚生労働省の統計では年間約1,600人が喘息により死亡しています。早期の適切な対応が重要です。

気管支喘息の原因

開院以来、当院には気管支喘息でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、気管支喘息の原因はひとつではなくいくつかの要因が複雑にからみあっているということです。

気管支喘息の原因として次のものが挙げられます。

気管支喘息はこのように複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が引き金となり、気道の慢性炎症や気道過敏性の亢進、気管支平滑筋の収縮などが発生し、気管支喘息が発症します。そうなると呼吸機能が低下し自律神経に異常をきたすことで症状が悪化します。それが気管支喘息となります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。気管支喘息は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

気管支喘息への対応として、次のようなものが一般的です。

吸入ステロイド薬

長期使用により口腔内カンジダや声のかすれなどの副作用が起こる可能性があります。また、正しい吸入方法を習得しないと十分な効果が得られません。あくまで対処療法になり、根本的な原因を解決するものではありません。

長時間作用型β2刺激薬

単独使用では気道炎症が改善されず、症状の根本的な解決にはならない場合があります。継続的な使用が必要で、自己判断による中断は危険です。

短時間作用性β2刺激薬

頻繁な使用により効果が減弱することがあり、過度に依存すると症状悪化のリスクがあります。応急処置としての効果はあるものの、根本改善には至りません。

ロイコトリエン受容体拮抗薬

個人差があり、すべての患者に同様の効果が期待できるわけではありません。また、薬物治療だけでは体質的な根本原因の改善は困難です。

気管支喘息を改善するために

まずはあなたの気管支喘息の原因を検査をおこない明らかにします。原因を誤認してしまうと、一時的にはよくなったとしても、根本から改善することはないからです。

当院は、人体の正常と異常を見極めることができる独自の検査で、気管支喘息の原因を見つけ出します。そして根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や組織の変容を見逃すことがないように、検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

気管支喘息のQ＆A

気管支喘息は自然に治りますか？

小児喘息の場合は成長とともに症状が軽快することがありますが、成人喘息は慢性疾患のため自然治癒は期待できません。適切な治療と体質改善が必要です。当院では根本原因にアプローチした施術により、薬に頼らない体質改善を目指します。

気管支喘息の人がやってはいけないことは？

喫煙、アレルゲンへの暴露、過度なストレス、急激な温度変化、激しすぎる運動は避けるべきです。また、処方薬を自己判断で中断することも危険です。当院では生活指導も含めた総合的なケアを行います。

小児喘息と成人喘息の違いは何ですか？

小児喘息の多くはアレルギーが原因のアトピー型で成長とともに改善する場合があります。成人喘息は非アトピー型が多く、慢性化しやすい傾向があります。成人の場合は体質改善により根本的な対処が重要です。

喘息発作が起きた時の応急処置は？

まず気管支拡張薬を吸入し、楽な姿勢をとって呼吸を整えます。20-30分で改善しない場合は医療機関を受診してください。当院では発作予防のための体質改善に力を入れています。

呼吸器内科と整体・整骨院ではどちらに行くべきですか？

急性の症状や重篤な発作がある場合はまず呼吸器内科での診断をお勧めします。診断後の体質改善や慢性的な症状の管理、姿勢改善や全身バランスの調整による根本的なアプローチは当院が得意とする分野です。

気管支喘息に効くセルフケアはありますか？

深呼吸や胸郭を広げるストレッチ、姿勢改善が効果的です。ただし、急性期や症状が強い時は無理をせず、まずは専門家にご相談ください。当院では個人に合わせたセルフケア指導も行っています。

気管支喘息で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

呼吸機能・全身のバランス整え自律神経の機能を正常にする当院の施術と気管支喘息は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

気管支喘息は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。