バレエのかま足（鎌足）

バレエのかま足について

バレエのかま足とは、足首が内側に曲がってしまい、つま先が内向きになってしまう状態のことです。本来バレエでは足を外側に向ける「ターンアウト」が基本ですが、股関節から足首までの外旋が保てない状態で、足首がねじれて鎌のような形になることからこの名前がついています。

見た目の美しさだけでなく、体のバランスや安定性にも大きく影響する症状です。バレエを習う人の約3-4割、推定6-8万人程度がこの問題に直面していると考えられています。

バレエのかま足は、左右のどちらかに現れることが多く、軽度の違和感から激しい痛みまで感じる症状は様々で個人差が大きく、バレエ生活にも大きな支障をきたします。股関節の可動域制限や体幹の不安定性と診断された方から、検査でも異常がでない方まで、状態は十人十色です。むやみに足首をストレッチしすぎたりして悪化する方も多いので、原因の見極めが非常に重要になる症状です。

バレエのかま足が自然に治ることは、ほとんどなく、痛みをかばった姿勢をとるようになり、その姿勢の状態で筋肉や関節がかたまってしまうので、症状が悪化してしまったり、他の箇所に痛みが波及していったりと、悪影響が大きいです。

かま足を放置すると、足首のねじれが全身の歪みを引き起こし、膝関節や股関節、腰部への負担が増大します。特に膝の内側や外側に痛みが生じ、シンスプリントや足底腱膜炎などの二次的な障害を併発する可能性があります。

最悪の場合、慢性的な関節痛により日常生活にも支障をきたし、バレエを続けることが困難になる恐れがあります。また、美しいラインが作れないことで技術向上が阻まれ、目標を切り替える必要がでてくるかもしれません。技術不足ではなく足の骨格、関節の問題でかま足になっていてそのせいで上手く踊れずに負担がかかる、そしてまた頑張りすぎてしまうという悪循環に陥ってしまう前に早めに対処していく必要があります。身体の構造に向き合いあなたらしく踊れるように願っています。

バレエのかま足の原因

開院以来、当院にはバレエのかま足でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、バレエのかま足の原因はひとつではなくいくつかの要因が複雑にからみあっているということです。

バレエのかま足の原因として次のものが挙げられます。

病院のレントゲンやMRIなどの画像検査で、骨格的な問題がみつかることも多いですが、実はそれらがバレエのかま足の原因になっていないことが多いのが現実です。

手術により骨格的な問題を解消しても、かま足が残ってしまうことが、残念ながら一定数で存在するため、他の原因が残っていることになるからです。

これは関節機能障害が脊柱や足のアーチを形成する足根骨などに潜んでいることからです。ですので先入観にとらわれずにあなたの身体の状態をきちんと検査し分析することが必要になります。

バレエのかま足はこのように複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。バレエのかま足は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

バレエのかま足への対応として、次のようなものが一般的です。

理学療法

継続的な運動が必要で、専門家の指導のもと長期間取り組む必要があります。間違った動きは症状を悪化させる可能性があり、バレエ特有の動きに対応できない場合があります。

装具療法

根本的な改善ではなく一時的なサポートに留まることが多く、装具に依存してしまう可能性があります。バレエシューズやトウシューズでの使用が困難な場合も多く見られます。

投薬治療

痛みの軽減は期待できますが根本原因の解決にはならず、長期使用による副作用のリスクがあります。また、バレエのパフォーマンスに影響を与える可能性もあります。

手術療法

侵襲的な治療で回復に時間がかかり、バレエ復帰まで長期間を要します。また、手術後も完全な改善が保証されるわけではありません。

バレエのかま足を改善するために

まずはあなたのバレエのかま足の原因を検査をおこない明らかにします。原因を誤認してしまうと、一時的にはよくなったとしても、根本から改善することはないからです。

当院は、人体の正常と異常を見極めることができる独自の検査で、バレエのかま足の原因を見つけ出します。

そして症状のある部位だけでなく自律神経の状態、神経伝達、血流、関節の動きなど全身が連動し回復できるように身体の機能そのものを元に戻し高める施術を行います。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や組織の変容を見逃すことがないように、検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

バレエのかま足のQ＆A

バレエのかま足は自然に治りますか？

かま足は骨格的・筋肉的な問題が複合的に関わっているため、自然治癒は期待できません。適切な治療とトレーニングにより改善が可能です。

かま足の人がやってはいけないことは？

無理な外旋や過度なストレッチは避け、痛みを我慢してのレッスンは控えてください。正しい指導のもとで段階的に改善することが重要です。

かま足は遺伝的なものですか？

骨格的な要因は遺伝の影響もありますが、筋肉の使い方や姿勢の習慣による後天的な要因が大きく、適切な治療で改善可能です。

どのくらいの期間で改善が期待できますか？

個人差がありますが、適切な治療を継続すれば3-6ヶ月で変化を実感し、1年程度で大幅な改善が期待できます。

日常生活で気をつけることはありますか？

正しい姿勢を心がけ、長時間の同じ姿勢を避け、足首や股関節の柔軟性を保つストレッチを日常的に行うことが大切です。

バレエのかま足で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

足・全身のバランス整え自律神経の機能を正常にする当院の施術とバレエのかま足は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

バレエのかま足は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。