足首の捻挫

足首の捻挫について

足首の捻挫とは、足首を強くひねることで関節周囲の靭帯や腱、軟骨などが損傷した状態のことです。多くの場合、足首を内側にひねることで外側の靭帯が伸びたり、部分的に切れたり、完全に断裂したりします。

スポーツ中だけでなく、階段の踏み外しや段差でのつまずきなど日常生活でも起こりやすい怪我の一つです。軽度であれば数日で改善することもありますが、適切な処置を行わないと慢性化や再発のリスクが高くなります。

足首の捻挫は非常に一般的な外傷で、スポーツ外傷の中でも最も頻度が高い怪我の一つとされています。特に10代から30代の活動的な年代に多く見られ、年間数十万人が足首の捻挫を経験していると推定されます。また、適切な治療を受けずに慢性化している潜在的な患者数を含めると、さらに多くの方が足首の問題を抱えていると考えられます。

足首の捻挫を放置すると、損傷した靭帯の回復が不十分となり慢性的な痛みが続きます。足首の安定性が失われることで繰り返し捻挫しやすくなり、最終的には足関節不安定症という状態になります。

さらに進行すると関節軟骨がすり減って変形性足関節症を発症し、日常的な歩行にも支障をきたすようになります。また、足首をかばうことで膝や腰への負担が増し、全身のバランスが崩れる可能性もあります。

悪化すると、痛みで眠れない事もでてきて睡眠不足や歩行困難になる恐れもあり、仕事どころか家事や日常生活にも支障をきたしてしまいます。早めの対処が肝心です。

足首の捻挫の原因

開院以来、当院には足首の捻挫でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、足首の捻挫の原因はひとつではなくいくつかの要因が複雑にからみあっているということです。

足首の捻挫の原因として次のものが挙げられます。

病院のレントゲンなどの画像検査で、骨に異常がないと言われることも多いですが、実は靭帯や筋肉関節の構造上の問題が足首の捻挫の原因になっていることが多いのが現実です。

単に固定や安静だけでは、足首の捻挫が完全に改善しないことが、残念ながら一定数で存在するため、他の原因が残っていることになるからです。

これは足部のアライメント異常や筋肉の機能低下、神経の働きの問題などが潜んでいることからです。ですので先入観にとらわれずにあなたの身体の状態をきちんと検査し分析することが必要になります。

足首の捻挫はこのように複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。足首の捻挫は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

足首の捻挫への対応として、次のようなものが一般的です。

RICE処置

急性期には有効ですが、長期間の固定により関節の拘縮や筋力低下を招く可能性があります。適切なタイミングでの動作開始が重要ですが、見極めが困難です。

固定療法

固定期間が長すぎると関節が硬くなり、逆に機能回復が遅れることがあります。また、固定により筋力低下が進行し、再発のリスクが高まることもあります。

薬物療法

痛みは軽減されますが根本的な治療にはならず、長期使用により副作用のリスクがあります。また、痛みが和らぐことで無理をしてしまい、症状を悪化させることもあります。

理学療法

継続的な通院が必要で、適切な指導を受けないと効果が期待できません。また、個人の状態に合わせた適切なプログラムでないと、かえって症状を悪化させることもあります。

手術療法

侵襲的な治療であり、感染や癒着などの合併症のリスクがあります。また、手術後の回復に時間がかかり、完全に元の状態に戻らない場合もあります。

足首の捻挫を改善するために

まずはあなたの足首の捻挫の原因を検査をおこない明らかにします。原因を誤認してしまうと、一時的にはよくなったとしても、根本から改善することはないからです。

当院は、人体の正常と異常を見極めることができる独自の検査で、足首の捻挫の原因を見つけ出します。

そして症状のある部位だけでなく自律神経の状態、神経伝達、血流、関節の動きなど全身が連動し回復できるように身体の機能そのものを元に戻し高める施術を行います。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や組織の変容を見逃すことがないように、検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

足首の捻挫のQ＆A

足首の捻挫は自然に治りますか？

軽度の捻挫であれば自然治癒する場合もありますが、適切な処置を行わないと慢性化や再発のリスクが高くなります。早期の適切な治療が重要です。

足首の捻挫の人がやってはいけないことは？

急性期の温熱療法、無理な歩行、アルコール摂取は避けるべきです。また痛みを我慢してスポーツを続けることは症状を悪化させる可能性があります。

捻挫と骨折の見分け方は？

外見だけでは判断が困難です。強い痛みや腫れ、変形がある場合は骨折の可能性があるため、レントゲン検査による正確な診断が必要です。

何度も同じ場所を捻挫するのはなぜ？

初回の捻挫で損傷した靭帯が完全に回復していない場合、足首の安定性が低下し再発しやすくなります。適切なリハビリが重要です。

捻挫後の腫れはいつまで続く？

軽度であれば数日から1週間程度で改善しますが、重度の場合は数週間続くことがあります。適切な処置により腫れの期間を短縮できます。

リハビリはいつから始めればいい？

急性期の炎症が落ち着いた段階から段階的に開始します。痛みの程度や腫れの状態を見ながら適切なタイミングで始めることが大切です。

テーピングは効果的？

適切に行えば関節の安定性を高め再発予防に効果的です。ただし長期間の使用は筋力低下を招く可能性があるため注意が必要です。

温めるのと冷やすのはどちらがいい？

急性期は冷却が基本ですが、慢性期には温熱療法が効果的な場合があります。症状の段階に応じて適切な方法を選択することが重要です。

スポーツ復帰はいつ頃可能？

軽度であれば2-3週間、重度であれば2-3ヶ月程度が目安です。痛みがなく関節の安定性が回復してからの復帰が安全です。

手術が必要な場合とは？

完全な靭帯断裂で保存療法では改善が期待できない場合や、スポーツ選手で早期復帰が必要な場合に検討されます。

足首の捻挫で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

足・全身のバランス整え自律神経の機能を正常にする当院の施術と足首の捻挫は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

足首の捻挫は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。