過呼吸

過呼吸について

過呼吸とは、必要以上に早く深い呼吸を繰り返すことで、体内の酸素と二酸化炭素のバランスが崩れる状態です。血液中の二酸化炭素濃度が急激に低下し、血液がアルカリ性に傾くことで、息苦しさ、手足のしびれ、めまい、動悸などの様々な身体症状が現れます。多くの場合、不安や緊張などの心理的なストレスが引き金となって発症します。

過呼吸は単に呼吸の問題ではなく、自律神経のバランスや姿勢、全身の筋肉の緊張状態によって引き起こされることも多く、全身のバランスを考慮した対処が必要です。症状の程度や頻度は人それぞれで、あなたの状態に合った適切な診断と治療が必要になります。

パニック発作自体は人口の10％～30％の人が人生の中で体験するとされており、決して珍しいものではありません。過呼吸はパニック発作の主要な症状の一つとして現れることが多く、特に思春期から若い女性に多く見られる傾向があります。

厚生労働省の認知行動療法マニュアルでも、パニック障害の症状として過呼吸が重要な位置づけにあることが示されており、現代社会において増加傾向にある症状です。

過呼吸そのもので命を失うことはありませんが、放置すると深刻な日常生活への影響が生じます。発作への恐怖から外出を避けるようになり、社会生活が制限される可能性があります。

職場でのパフォーマンス低下、人間関係の悪化、うつ症状の併発なども懸念されます。最悪の場合、完全に引きこもりがちになり、仕事や学業を継続できなくなるリスクもあります。また、発作時の転倒による外傷や、運転中の発作による事故の危険性も無視できません。

また発作への不安から予期不安が生じ、「また起きるのではないか」という恐怖が常につきまとい、さらなるストレスや不安を生み出す悪循環に陥りやすくなります。

過呼吸の程度が軽くても日常的に起こるならストレスになりますし、外出や人との交流を避けがちになり、孤独感などメンタル的にもしんどくなっていく方もたくさんおられます。早期の適切な対応が重要です。

過呼吸の原因

開院以来、当院には過呼吸でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、過呼吸の原因はひとつではなくいくつかの要因が複雑にからみあっているということです。

過呼吸の原因として次のものが挙げられます。

過呼吸はこのように複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が引き金となり、呼吸パターンの乱れや自律神経のバランス崩れなどが発生し、過呼吸が発症します。そうなると血液の酸塩基バランスが崩れ、様々な身体症状が現れます。それが過呼吸となります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。過呼吸は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

過呼吸への対応として、次のようなものが一般的です。

呼吸法指導

習得までに時間がかかり、発作時にはパニック状態でうまく実践できない場合があります。継続的な練習が必要で、指導者なしでは効果的でない場合もあります。根本的な原因を解決するものではありません。

薬物療法

抗不安薬は依存性のリスクがあり、長期使用は推奨されません。抗うつ薬は効果発現まで2～4週間を要し、副作用が現れる場合もあります。あくまで対症療法であり、根本的な改善には至りません。

支持的カウンセリング

根本的な原因解決には時間がかかり、対症療法的な側面が強いです。カウンセラーとの相性により効果にばらつきがあり、身体的な要因については対処が困難です。

認知行動療法

専門的な治療のため受けられる医療機関が限られており、治療期間が長期にわたる場合があります。思考パターンの変更には時間を要し、身体的なアプローチが不足しがちです。

過呼吸を改善するために

まずはあなたの過呼吸の原因を検査をおこない明らかにします。原因を誤認してしまうと、一時的にはよくなったとしても、根本から改善することはないからです。

当院は、人体の正常と異常を見極めることができる独自の検査で、過呼吸の原因を見つけ出します。そして根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や組織の変容を見逃すことがないように、検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

過呼吸のQ＆A

過呼吸は自然に治りますか？

発作そのものは30分程度で自然に治まりますが、根本的な改善には適切な治療とケアが必要です。放置すると再発を繰り返す可能性が高いため、専門的なアプローチをお勧めします。当院では自律神経のバランス調整を含めた総合的な施術で、根本原因に対処します。

過呼吸とパニック障害の違いは何ですか？

過呼吸はパニック障害の症状の一つです。パニック障害では過呼吸以外にも動悸、発汗、めまいなどの症状が複合的に現れ、強い恐怖感を伴います。診断には専門医の判断が必要です。当院では身体的なアプローチからもサポートいたします。

過呼吸の人がやってはいけないことは？

カフェインの過剰摂取、過度の飲酒、睡眠不足、激しい運動は避けましょう。また、発作時に無理に呼吸を止めようとするのは逆効果です。従来のペーパーバッグ法も現在は推奨されていません。

過呼吸で本当に死ぬことはないのですか？

過呼吸そのもので死に至ることはありません。体内の二酸化炭素濃度の一時的な変化による症状であり、時間が経てば必ず改善します。ただし、転倒などの二次的な事故には注意が必要です。

薬を飲まずに治すことはできますか？

呼吸法の習得、生活習慣の改善、ストレス管理により、薬に頼らない改善も十分可能です。整体やマッサージなどの身体的アプローチも効果的な場合があります。当院では自律神経を整える施術で根本的な改善を目指します。

再発を防ぐ方法はありますか？

規則正しい生活リズム、適度な運動、リラクゼーション法の実践が有効です。また、ストレスの原因を特定し、根本的な解決を図ることが重要です。定期的な身体のメンテナンスもお勧めします。

過呼吸で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

足・全身のバランス整え自律神経の機能を正常にする当院の施術と過呼吸は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

過呼吸は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。