更年期障害

更年期障害について

更年期障害とは、女性の閉経を挟んだ前後約10年間（一般的に45歳から55歳頃）に起こる心身の不調のことです。この時期に女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が急激に減少することで、体の様々な機能に影響が生じます。のぼせ、ほてり、発汗、イライラ、不眠、疲労感など多岐にわたる症状が現れ、これらの症状が日常生活に支障をきたす状態を更年期障害と呼びます。

更年期障害は単にホルモンバランスの問題だけではなく、自律神経の乱れや心理的ストレス、個人の性格要因などが複雑に絡み合って起こる症状です。症状の程度や現れ方は人それぞれで、あなたの状態に合った適切な診断と対処が必要になります。

厚生労働省の研究班によるレセプトデータを用いた調査では、20歳台から70歳台までの女性464,070名のうち、更年期障害の診断を受けた人は12,705名で全体の2.74%でした。年齢別では50-54歳の女性が最も多く、74,295名中4,902名（6.60%）が更年期障害で受診していることが明らかになっています。

この数字は医療機関を受診した人のみの統計であり、実際に症状に悩んでいる女性の数はさらに多いと推測されます。

更年期障害を放置しても命に関わることはありませんが、日常生活に深刻な支障をきたす可能性があります。仕事面では、プレゼンテーション中に突然のホットフラッシュで集中できなくなったり、満員電車での発汗を気にして通勤が困難になったりします。

睡眠不足により日中の集中力が低下し、職場でのパフォーマンスが著しく悪化することもあります。さらに、若い同僚のペースについていけなくなることでプレッシャーを感じ、心理的な負担が増大する悪循環に陥る可能性があります。

家庭生活でも家族との関係が悪化し、社会的な孤立を招く恐れがあります。イライラや気分の落ち込みが続くことで、以前楽しめていた趣味にも興味を失い、友人との交流も避けがちになります。

更年期は一時的な期間とはいえ、適切な対処をしないと数年間にわたって辛い症状に悩まされることになります。早期の適切な対応が重要です。

更年期障害の原因

開院以来、当院には更年期障害でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、更年期障害の原因はひとつではなくいくつかの要因が複雑にからみあっているということです。

更年期障害の原因として次のものが挙げられます。

更年期障害はこのように複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が引き金となり、ホルモンバランスの急激な変化により自律神経系が不安定になり、体温調節機能や血管の収縮・拡張がうまくコントロールできなくなります。さらに心理的・社会的ストレスが症状を悪化させる要因となり、様々な不調が現れます。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。更年期障害でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

更年期障害への対応として、次のようなものが一般的です。

ホルモン補充療法（HRT）

長期使用により血栓症や乳がんのリスクがわずかに増加する可能性があり、定期的な検査が必要です。また、不正出血などの副作用が現れることがあります。

漢方薬療法

効果が現れるまでに時間がかかり、体質に合わない場合は胃腸症状などの副作用が生じることがあります。また、複数の薬との飲み合わせに注意が必要です。

心理療法・カウンセリング

即効性は期待できず、継続的な通院が必要となるため、時間的・経済的な負担が大きくなります。

プラセンタ注射

注射部位の痛みや腫れ、アレルギー反応の可能性があります。また、定期的な通院が必要で、効果の持続期間が短い場合があります。

更年期障害を改善するために

まずはあなたの更年期障害の原因を検査をおこない明らかにします。原因を誤認してしまうと、一時的にはよくなったとしても、根本から改善することはないからです。

当院は、人体の正常と異常を見極めることができる独自の検査で、更年期障害の原因を見つけ出します。そして根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や組織の変容を見逃すことがないように、検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

更年期障害のQ＆A

更年期障害は自然に治りますか？

更年期は一時的な期間であり、ホルモンバランスが安定すれば症状は軽減されます。ただし個人差が大きく、適切な治療により症状の軽減や期間の短縮が期待できます。

更年期障害の人がやってはいけないことは？

極度のストレスや睡眠不足、過度な飲酒、喫煙は症状を悪化させる可能性があります。また、自己判断での治療中断や無理な我慢は避けるべきです。

更年期症状と他の病気を見分ける方法は？

更年期症状は多岐にわたるため、甲状腺疾患や心疾患など他の病気との鑑別が重要です。専門医による検査を受けることで正確な診断が可能になります。

ホルモン補充療法の副作用はどの程度深刻ですか？

血栓症や乳がんのリスクはわずかな増加に留まり、定期的な検査により早期発見が可能です。医師と相談しながら適切に管理すれば安全性は高いです。

更年期障害はどのくらいの期間続きますか？

一般的に閉経前後の10年間とされていますが、症状の強さや期間には個人差があります。適切な治療により症状の軽減や期間の短縮が期待できます。

更年期障害の症状を和らげる食事や生活習慣は？

大豆イソフラボンを含む食品や規則正しい生活、適度な運動、ストレス管理が効果的です。カフェインやアルコールの過剰摂取は避けましょう。

更年期障害で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

足・全身のバランス整え自律神経の機能を正常にする当院の施術と更年期障害は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

更年期障害は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。