肩の痛み

肩の痛みについて

肩の痛みとは、肩関節やその周辺の筋肉、腱、靭帯などに生じる痛みや不快感の総称です。一般的に肩が痛いという場合、腕の付け根にある肩関節の痛みと、肩甲骨の上あたりで起こる肩こりに関連する痛みの2つに大別されます。多くの場合、肩を動かす際の痛みや可動域の制限を伴い、日常生活の動作に支障をきたすことが特徴です。

肩の痛みは単に肩だけの問題ではなく、首や背中、腕のバランスの乱れによって引き起こされることも多く、全身のバランスを考慮した対処が必要です。痛みの程度や部位は人それぞれで、あなたの状態に合った適切な診断と治療が必要になります。

厚生労働省の平成19年国民生活基礎調査によると、肩こりは女性の自覚症状で第1位となっており、非常に多くの方が肩の症状に悩んでいることが分かります。関節症全体では約1560万人の患者数が推計されており、この中には肩関節の痛みを抱える方も相当数含まれていると考えられます。

特に40～60代の女性に多く見られる五十肩は、肩関節周囲炎とも呼ばれ、多くの方が経験する代表的な肩の痛みの一つです。

肩の痛みを放置すると、症状は段階的に悪化していく可能性があります。初期段階では軽い違和感程度だったものが、次第に強い痛みに変化し、最終的には肩関節の可動域が著しく制限される状態に進行します。

具体的には、腕を上げることができなくなり、衣服の着脱や髪を洗うなどの基本的な日常動作が困難になります。末期には肩関節の動きが極度に制限され、日常生活に大きな支障をきたし、自立した生活が送れなくなることもあります。

また肩が上がらなかったり、動かせないなどの問題から、かばう姿勢や動きになり、反対側の肩や首、背中にも負担がかかり、新たな痛みや障害を引き起こす悪循環に陥りやすくなります。

肩の痛みの程度が軽くても日常的に起こるならストレスになりますし、痛みで夜眠れなくなり、仕事や家事の効率も下がってしまいます。外出や友人の誘いも断りがちになり交流が減ると孤独感などメンタル的にもしんどくなっていく方もたくさんおられます。早期の適切な対応が重要です。

肩の痛みの原因

開院以来、当院には肩の痛みでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、肩の痛みの原因はひとつではなくいくつかの要因が複雑にからみあっているということです。

肩の痛みの原因として次のものが挙げられます。

肩の痛みはこのように複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が引き金となり、肩関節周辺の筋肉や腱の緊張、関節の可動域制限などが発生し、肩の痛みが発症します。そうなると血流が低下し神経に異常をきたすことで炎症も起きやすくなり症状がでてきます。それが肩の痛みとなります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。肩の痛みは豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

肩の痛みへの対応として、次のようなものが一般的です。

消炎鎮痛剤

長期使用により胃腸障害や肝機能への影響が懸念され、根本的な改善には繋がりにくい場合があります。痛みを一時的に抑えるだけで、原因そのものの解決にはなりません。

ステロイド注射

血糖値の上昇や腱の脆弱化のリスクがあり、効果は一時的な場合が多く見られます。繰り返し注射を行うことで副作用のリスクが高まる可能性があります。

ヒアルロン酸注射

効果の持続期間が限定的で、定期的な通院が必要になり、根本的な解決にはならない場合があります。費用面での負担も継続的に発生します。

リハビリテーション

継続的な通院が必要で、適切な負荷調整を行わないと症状が悪化する可能性があります。効果を実感するまでに時間がかかることが多く、モチベーションの維持が困難です。

物理療法

対症療法的な側面が強く、施術直後は楽になっても根本的な改善は期待しにくい場合があります。症状の原因そのものにアプローチできていないケースが多いのが現状です。

肩の痛みを改善するために

まずはあなたの肩の痛みの原因を検査をおこない明らかにします。原因を誤認してしまうと、一時的にはよくなったとしても、根本から改善することはないからです。

当院は、人体の正常と異常を見極めることができる独自の検査で、肩の痛みの原因を見つけ出します。そして根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や組織の変容を見逃すことがないように、検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

肩の痛みのQ＆A

肩の痛みは自然に治りますか？

軽度な肩の痛みは自然治癒することもありますが、五十肩のような症状は放置すると拘縮が残る可能性があります。早期の適切な治療により、より良い予後が期待できるため、我慢せずにご相談ください。

肩の痛みがある人がやってはいけないことは？

無理な肩の運動や重いものを持つこと、患部を冷やしすぎることは避けるべきです。また、痛みを我慢して無理に動かすことは症状悪化の原因となりますので注意が必要です。

五十肩と肩関節周囲炎の違いは何ですか？

五十肩は肩関節周囲炎の一般的な呼び方で、医学的には同じ疾患を指します。40～50代に多く発症することから五十肩と呼ばれており、正式な病名は肩関節周囲炎です。

肩の痛みは何科を受診すればよいですか？

整形外科での受診が適切です。肩の構造的な問題や炎症の状態を専門的に診断し、適切な治療方針を決定することができます。必要に応じて画像検査も実施されます。

肩の痛みにマッサージは効果的ですか？

炎症期の強い痛みがある時期は逆効果になる場合があります。症状の時期や状態に応じて、適切なタイミングでの施術が重要ですので、専門家にご相談ください。

肩の痛みに効果的なストレッチはありますか？

症状の時期によって適切なストレッチは異なります。炎症期は安静が重要で、回復期に入ってから段階的にストレッチを行うことが効果的です。自己判断は危険なため、専門家の指導を受けることをお勧めします。

肩の痛みで悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

足・全身のバランス整え自律神経の機能を正常にする当院の施術と肩の痛みは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

肩の痛みは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。